世界各地から伝わる多様なエレクトロニックミュージックを多面的な視座から一つ空間に再構築し、推し拡げることを目的としながら、東京を拠点に活動する『解体新書』が2周年を迎える。
『解体新書』は、主宰/レジデントDJのRomy MatsとVJのCamelによって2017年1月から代官山Saloonで始動し、同年7月にはDJ NOBUがUNITにて主宰する『Gong』をサポート。2018年からはInqapoolがレジデントDJとして加入し、年間を通して、Contact TokyoやWWWβなど様々な形態のヴェニューを転々としながら発展を探ってきた。そして更なる深化を目指す2019年、始点となる1月27日（日）の2周年記念パーティーは、『解体新書』にとって原点回帰の“代官山Saloonでのサンデーデイパーティー”として開催。しかし初の試みとして、“レジデントメンバーのみ”で一夜を創っていく。レジデントDJのRomy Matsは過去最長のロングセットに臨み、InqapoolはDJだけでなく、新たに結成したライヴユニット「gah the re」としてもパフォーマンスを披露。『解体新書』に欠かすことのできない、音を視覚的にも体感させるCamelによるVJ演出も必見である。
『解体新書』が回を重ねながら志向し続けてきた“折衷的な音楽性”のこれまでとこれからが交錯する一瞬にご期待いただきたい。